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マクロスなお正月 [まんが三昧]

『超時空要塞マクロス』というアニメを“一般の方”はどの程度ご存知だろうか。
当時からガンダムよりよほどマイナーだし、マイナーっつーか、
はっきり言えば、

マニアック。
もっと端的に言えば、
オタク。
ガンダム人気の続きでゴールデンタイムに
ロボットアニメがじゃんじゃか放送されていた頃の流れの
一つ、と認識していたが、
詳細なところは私はあまり記憶してない。どうやらちゃんと観たことは無かったらしい。

そう、思い返せば『マクロス』こそ、オタク向け商法の元祖。
しかも今回興味もって調べたら
ほんとに当時、真性のオタク(=アニメで育った若者)がスタッフに入ってるのが
ウリだったらしいし。

当時でも放送時間が日曜日の午後だったとか。
真性のオタク少女でなかった私は多少興味を持っても、
親への言い訳の立たないそんな時間に
テレビの前に陣取ってるわけもない。うん、殆ど観なかったんだろう。
たまに見かけても、
いかにもなブリッコ全開のヒロインやら「優柔不断でどうのこうの」のヒーローの
いかにもな三流ラブコメは疲れるし好みじゃないしで
正直、全くいい印象は無い。

いや、無かった。

そんな「マニアの間で二十数年前に大流行したSFアニメ」が、
パソコンテレビGyaOと
Yahoo動画で、途中まで(GyaOで5話、Yahoo動画で10話まで)
放映されていた。
正月休みの退屈な一瞬にほんの出来心で第一話を観てみたら…

…ビックリ。目からウロコ。

細かいところはちょっと突っ込みたくなるけど、
けっこうしっかりした設定の物語だったのだ!
音楽もいいぞ。えっ、ちゃんとした音楽家(ハネケンさん)に頼んだのか。
しかも脚本も悪くない。悪くないどころか、イイ。
テンポがいい、適度の間はあれども説明的台詞が省かれた(意識的に省いたに違いない)、
当時としてはかなり斬新な筈のリアル重視の台詞回しだ。

ストーリー展開の細かいところはどうしても突っ込みたくなるけど、
テレビアニメの悲しいところで回によって作画のレベルがガタガタするけど、
それはそれ、出来の悪い回は早送りで。
何より戦闘シーンがカッコイイぞ。へえー、オタクの間では有名なのか、それも。
ハリウッドへも影響を与え云々、いや、これは誇張でないぞ。
(=通称板野サーカス、だそうです。板野氏という名人が手がけたそうな。)

アニメを全然受け付けない方には無理だけど、
昔ちょっとはスキだったという人にはお勧め。
但し、私がお勧めできるのは10話までで、しかも、
事実上の最終回の後、「大人の事情」だけでずるずる延長されたという
「最後の10話ほど」は、観る価値無しという噂なのでご注意を。
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時間つぶしの『14歳』 [まんが三昧]

会社を終わるのが17時半、ピラティスのレッスンがあるのは
会社から徒歩で20分ほどのところで19時から。

1時間ばかりの「空き時間」ができる。

当初はピラティスのスタジオ近くに「あつみさん」が住んでいたので
「あつみさん」の部屋でお茶なぞ振舞われながら過ごしていたのだが
「あつみさん」が東京へお嫁に行ってしまってからは、
さあ困った、だ。

一番困るのは「食」の誘惑の多いこと多いこと。
お手軽な経費で手ごろな時間つぶしにはケーキにシュークリームにラーメンに牛丼、
スパゲティ、サンドウィッチ…

困る。

で、
この春から通い始めたスペイン語講座を主催している某大学が
受講者にも大学図書館を開放してくれてるのが具体的に役に立ってるという次第だ。

高尚な書籍に触れる機会をありがたく思うのが本来の「ありがたみ」だが、
何せ私の非高尚なる目的すなわち「時間つぶし」にはインターネットと、
図書館の隅にずらり並んだ漫画本のありがたみときたら、
あなた。

さて本題だ。

今日、大学図書館でうっかり手に取ったのは『14歳』。
ウメズカズオが90年代に描いた長編漫画。
雑誌掲載時に1回くらいは読んだことがあったけど
…その時も「やっぱこのヒトってすごいな~」とは思ったけど

……ヒエェエエエ。
予想以上に…これは…

時間つぶしには、荷が重い?
とは言え、もう読まずにはいられない。

そりゃ結末は大したことないかもだが(彼の作品の特徴。
『洗礼』のオチなんて、私はかなり悲しい思いをした。)
この世界に触れないままというのは絶対、人生損してる。
ほんとこの作者って、天才だったんだなあ。


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『テレプシコーラ』のこと [まんが三昧]

『舞姫―テレプシコーラ』は少女マンガである。バレエマンガであり、
正確には「山岸凉子のマンガ」である。

山岸凉子という作家のマンガは少女マンガというくくりで語られちゃうには
あまり適切でない作品が多い。
だいたい昭和40年代にソ連を舞台にソ連人しか出ない上、
主人公が日本にやって来たり日本人と絡んだりすらしないバレエマンガ(『アラベスク』)
を描いちゃうあたり、こだわりとか発想とかが、
全然少女マンガ家じゃ無い。

(作者曰く、当時の日本のバレエ事情では
 描きたいプロのバレエダンサーの世界が描けそうになかったから、
 というのが理由だったらしい。
 但し『アラベスク』に少女マンガ的要素が無いという意味ではない。
 主人公と恩師との恋愛物語が軸になっているし、
 どんな困難があろうとも他にライバルが現れようとも、
 主人公が結局イチバン、あんたがスタア、
 という展開は立派に少女マンガではあった。)

で、
『テレプシコーラ』だ。
これはジャンルは少女マンガの王道バレエマンガでありながら、
掲載されているのが少女マンガ、どころか
マンガ誌ですらなく、
書籍情報誌『ダ・ヴィンチ』だ。
(この作者は今までもマンガ誌以外での掲載歴はあるのだが)

初めて読んだのは単行本で既に4巻か5巻くらいまで出ていた頃だったが、
いやもう、ハマるのハマらないのって。

『テレプシコーラ』ときたらなんちゅうか、
物語の展開に妥協みたいなものが一分の隙も無いのだ。
いや、隙はあるんだけど、殆ど無いのだ。
このマンガに登場するバレエ団が本当にあって、
このマンガに登場するバレエを習う少女たちや
プロダンサーらが
リアルに居そうに錯覚しそうになるのだ、

この、ヒネた、斜に構えた、へそ曲がりの、
四十近い独身女が!(アタシのことだ、念のため。)

『テレプシコーラ』は
昭和40年代に描かれた『アラベスク』と比較するまでもなく
少女マンガの王道からは大いに外れた展開を見せる。
だいたい設定からして「主人公がイチバン」では無い。これはすごい。
無論、物語が展開するうちに主人公の彼女ならでは、の才能を見せ始めるものの、
決して奇跡は起きない。
もともとの才能(クラシックバレエを描く際には必ずついて回るテーマ)と
努力の範囲内で許される結果しか得られない。
そして少女マンガの王道、王子様の登場は(全くじゃないが)無く、
今のところ憧れのカレもヘッタクレも(全くじゃないが)無い。
なんかほんと、容赦無い。
ステレオタイプのライバルだの
ステレオタイプの悪役だの、も無し。

現在第一部完、単行本10巻まで発売中。
第二部がいつから始まるのかは今まだ発表されてないが、
作者が準備万端、気力充分、
で再開されるのを楽しみにしているところ。
ってーか、

再開されないと、
暴れちゃうよ。

(ダ・ヴィンチ本誌では本作とは別のバレエマンガを 短期集中連載と称して
 既に3回以上連載中。)


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『失踪日記』by吾妻ひでお [まんが三昧]

久し振りに「買って読んだ」ことへの満足感を得られた本。
とっても話題になってる本なのでこんなとこで私が書くまでもなく、
amazonあたりでレビューはたんまり読めます。
(本のカバー裏にまでオマケがあるのをamazonのレビュー見るまで
全然気づかなかった…図書館泣かせなヤツだなあ…)

作者については私は名前を知っていただけで作品を読んだことは一度も無かった。
1969年デビュー。80年代にはSF漫画もしくは「ロリータもの」で有名で、
「かなりマニアック」という噂だけは私も知っていた。

『失踪日記』は漫画家である作者が、休筆中だった時期の出来事
「マジのホームレスやってました」「アルコール中毒の末期で強制入院」
が主な内容。
本の半分はホームレス生活、
もう半分はアルコール中毒による精神病院への強制入院生活、
その間に未経験で挑んだガテンな日々、或いはデビュー以来の漫画家残酷物語、
という構成。

フツーの切り口で挑んだら悲惨な社会派に走っちゃいそうなテーマを扱いながら、
全くそういう自己批判的または自画自賛的なものや
他者への非難も感じない。
精神的に追い詰められ、病んで行く状態もサラ~っと自然に、客観的に流される。

漫画としては
オーソドックスで上品な絵柄と台詞回し、単調で難しくないが独特なコマ割り。
じぇーんじぇん羨ましくない世界が展開するのだけど、徹底してエンターテインメント。
久しく漫画を読んでなかった、という御仁でも、するする入り込めるんではないかな。


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『風の谷のナウシカ』と『マカロニほうれん荘』 [まんが三昧]

先日、市の図書館で漫画『風の谷のナウシカ』を借りた。
『ナウシカ』って映画よりも先に監督・宮崎駿自らが
アニメ専門誌に連載していた漫画がオリジナル。
で、映画公開当時中学生だった私は、原作はちゃんと読んでなかった。
と、言うよりも、当時まだ連載中だった。
(漫画連載が1982年~1994年で映画公開は1984年)
その時点にしても漫画で読んでた子は「原作と全然違う」って言ってたな。
まあ私は今回初めて原作の漫画を読んだんだけど、
こりゃ全く、お子様向きじゃないお話だったのねー。
お子様には「中学生」も入ってるよ。無理、無理。人間関係の機微とかナンとかも。
『もののけ姫』のとき「残虐なシーンがあり云々」て論評があったけど、
それどころじゃ無いしな、この漫画のときで既に。
自然と人間との共生というお題目にも、キツい結論出してるし。
漫画に比べたら『ナウシカ』、映画はやたらとヌルいわ。

それから『マカロニほうれん荘』。
私が漫画を読み漁るより以前の時期に大ブームだったという漫画で、
タイトルだけは知っていた「ギャグ漫画の古典」的作品の1つだけど、読んだ覚えが無い。
で、TSUTAYAでは完全収録ではない文庫本しかないのが気に入らなかったが、
(近所のTSUTAYAには「コミックレンタル」がある。10冊1週間で500円。)
とりあえず借りて、読んだ。
面白いとか面白くないとか以前にショックだったのは、
「え?アレもアレも、コレのパクリ?」という事実だ。
パクリというか、影響を受けた、ってやつだろうけども。ご本尊がこれだったのか。
昔、弟から借りて読んでた『奇面組』なんか…影響を受けた、で済まないように見えるよ?
細部に渡って「パクリ」が見られる。しかも出版社違うのに…。
(『マカロニ』は秋田書店、『奇面組』は集英社)
売れたらなんでもエエんかいな。恐るべし、集英社。


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