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冬至にゆず茶作り [食べる]

シーズンこそ高くても「ゆず」を買って、ゆず茶を作ろう!

と、昨シーズンから決意していた。

金曜の会社帰りに寄ったスーパー
「すごく小さい柚子」が6個パックで100円だった。
どうせ刻むんだから小さくてもよさそうな気はしたが、
たぶん、翌日でも買えるだろう。
と、記憶にキープして買わずに帰った。

で、土曜の朝。
いつも行く八百屋さんで、大ぶりの柚子が2個100円。
値段だけなら前日に見た「小さいの6個で100円」とドッコイなわけだが、
12個で400円に負けてもらった。

冬至を過ぎれば安くなるだろうが、
冬至を過ぎたら店頭から消える商品でもあるので、
本当に手に入れたい時はそのへんの判断は、難しい。

ゆず茶を作るのは調べたら
約6年ぶりだった。

http://puki-pura.blog.so-net.ne.jp/2008-01-19
http://puki-pura.blog.so-net.ne.jp/2008-01-20
http://puki-pura.blog.so-net.ne.jp/2008-01-23

前回見たレシピと今回検索して探したレシピを応用して、
ゆずはタテに半分に切り、
絞り器で果汁をしぼり、
種を取りだし、
果皮を刻み(ヘソの部分は捨てて)
果皮と果汁を混ぜ合わせ
(つまり種とヘソ以外の部分は全て使う)
大瓶にこの刻んだ柚子と氷砂糖を交互に入れて、

漬け込んだ。

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「フードプロセッサを使って」という人もあるようだが、
このくらいの量なら、手作業でざくざく切ったほうが多分、
風味がよいかと。
柚子と氷砂糖はほぼ同量を使用。
氷砂糖を少なくすると、そのぶん日持ちが悪くなると思う。
なお、氷砂糖でなく精製糖(ふつうのお砂糖)でも作れる筈なのだが、
氷砂糖のほうが不純物が無く、溶けやすいらしい。

毎日ゆすったりして中身を適当に混ぜて、
(混ぜるのを忘れると、表面がカビることが。←前回、ちょっとカビさせた。)
1~2週間したら小瓶に分けて冷蔵庫へ。

種は洗って乾燥させてから
化粧水を作ります。

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   ★鋭意乾燥中★
 

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パキスタン料理のゆうべ [食べる]

職場の近所で、
懇意にしている仕入れ先のおねえさんと女二人で、食事会。
 
数カ月前にも行った駅前の小さなパキスタン料理店「ムガル」。
間口の「狭い!」印象に比べると、実際には奥に長くてそこそこ広い。

パキスタン人らしいスタッフ二名で営業中。
前回はいかにもお得なコースを頼んだが、
今回はアラカルトで適当に…
ここのタンドリーチキンもエビも
ほんとに美味しくてビールにたいへんよく合う。
とりあえずグリルのセット。2~3人前たっぷりで
2300円。

最近流行りのチーズ入りのナンに、
普通のナンとカレーも。
カレーはバターのコクがたっぷりのチキンカレー。
…ちょっとチキンばっかになってしまったが。

適度に日本人向けアレンジはされてるのだろうけど、
私たちが知る限り、本格派だ。

入口にクリスマスオーナメントが飾られていたのが笑えた。
…いいのか?

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おいしいパン屋さん [食べる]

泉北ニュータウンの向こうから
わがまちの近大病院近くに引っ越してきた
おいしいパン屋さん「ブーランジェリーフクシマ」が、
「ソフトクリーム始めました」と広告を出したのは
今年の夏の始め。

これはいっぺん食べておきたいと思いながら
なかなか機会が無かったが 、
土曜日の午後、車で出かけた図書館からの帰宅途中で
ふいに思い立って寄ってみたら、
普段「絶対に空いてない」駐車場(二台分)が
どちらも空いていた!
駐車場も店内も客がいないところに居合わせたのは、
初めて。
昼間は込み合ってたり
少なくとも駐車場(二台分)は満車が当然で、
店内も空いてるように見えても次から次へとお客さんがやってくるが、
午後も遅く夕方になると、ちょっとは空いてる時間帯があるらしい。

実は私、
昼ごはんを食べすぎてまだお腹は空いてなかったが、
せっかくなのでソフトクリームを注文して
カフェスペースで食べてきた。
 
「何の変哲もないが、ややオシャレめな盛り方の
 小ぶりなソフトクリーム」が登場。
231円。  

これが、美味しい
おいしい。
美味しーい!

コーンの奥までみっちり詰まっていた。

ソフトクリーム評論家でないので
(年に一度も食べてないと思う。)
的確な評価も解説もできないが、
これは、美味しかった。
一番最近食べたのはマクドの100円ソフトクリームで、
あれでも充分と思ってたんだけど、
このソフトクリームは
「また、ここのソフトクリームを、食べに来たい」
と思わせられた美味しさだった。
濃厚なんだけどサラっと溶けるというか。

店の女の子に「ソフトクリームはいつまでやってますか?」と訊いてみたら
年中やってますとのこと。
「ここの、おいしいですよねぇ~」と、店の女の子。
はい、おいしいでした! 

もともとこのお店の「ガリガリラスク」が大好物なのだけど、
フルーツやナッツの入ったライ麦パンのラスク。)
もちろんパンの美味しい店なので、
近大病院に通われる方で食事制限の無い方にも、
お店まるごと、お勧めしたい。
通院が楽しみになるかもです。

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日本酒のおいしい店 [食べる]

かれこれ20年近い昔にいた会社でのお友達と、
ものすごい久しぶりに会うことにして、
大阪ビジネス街で女二人ディナー

淀屋橋駅から徒歩3分、
小さいビルの一階の入り口から入って
一番奥の店。
つきあたりを右に折れた奥に入り口。
「吟酒海楽 和 」

宴会には離れ?の座敷があるらしいが
普段はテーブル2つとカウンターだけの
広く無い間取りに、
店主と女性一人で切りまわしていた。

料理の味もよかったが
この店のウリは地酒。
ものすごくいろいろ取り揃えてると聞いていたが、
むろん、店主ご本人も詳しく、
今回は料理はあらかじめコースで頼んでおいたところに、
お酒は
「じゃ、いろいろ出してみましょうか」と、
小さいコップに次々おすすめを出してもらった次第。

なわけで、いろいろ出してもらい、

満腹だわ酔っ払ってるわで
締めの一杯は栃木の「鳳凰美田」。
ほんと言ってとっくに舌もバカになっていたので
「おいし~」以上の感想が無いのがもったいないったら
ありゃしない。

場所柄もあって、ここはおっちゃんサラリーマン客ばかりの
おっさんくさい店だが、
こういう店、けっこう好き。

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謎の女料理人 再び [食べる]

またまた行ってしまいました
千日前の不思議空間『煮たり焼いたり』

(前回は6月11日付 http://puki-pura.blog.so-net.ne.jp/2010-06-11

6時過ぎに予約して到着、
メインを頂いて締めのリゾットまで今回もやっぱり4時間、
店を出たのは殆ど11時。

前の日記の繰り返しになるけど、
謎の(?)女料理人が一人でやっていて、
一人でやってるのに凝ったものを出すので
料理もドリンクも出てくるのが異様に遅い。

料理だけでなく、実はドリンクにも凝ってる。
生ビールは決まったビアグラスに
泡の分量にまでこだわってじっくりと注ぎ、
ロングばかりとは言ってもカクテルの種類も豊富で
それをリキュールからいちいちきちんと軽量して
完璧な調合をする。

こんな小さいお店なんだから
「ビール」と言えば缶ビールでドン、
「カクテル」と言われても缶やあるいは
業者向けに売られている紙パックのを
トクトクトクっとコップに次いでハイドーゾ、
ってされたところで、
誰も文句言わないだろうに。

一人でこんな使勝手の悪い極狭スペースで、なんもかも「完璧」やってたら、
遅くなって当たり前なんである。

「遅い」と評されることをこの女料理人は
とっても気に病んでいるふうなのだけど、
それじゃあメニューをもっと簡略化して
料理の種類も減らして、
ドリンクも缶やビンのまま出しちゃおう、
という方向には心が動かないのだろう。たぶんね。

そして出されるお料理は、ドリンクも、
とーーっても、すばらしい。

箱の小ささもすごいが
立地条件もすごい、
このお店はしかし、
妙に居心地はよい。
マニアックな料理屋。

今回、「フレンチ?」と訊いてみたら
「家庭料理の延長です。
 どこにも修行に行ったことないですから。」と。

そう、シチューなどはフレンチレストランぽいのだけど、
海鮮のグリルなどはイタリアンぽいよーな。
違いはよくわからねど、いろんなもん出してくれるなあ、とは思う。

とにかく、
素材のエグミとか雑味とかが無い、
「あっさり」と言ってもよい後味なんだけども、
どの料理にもコクがある。
皿によっては濃厚ですらあるのだけども、
不思議と胃にもたれることは無いので、
どうもバター等の脂は極力使われてないのではないかと。

基本のダシ(スープ)は野菜中心だそうで、
「これがフレンチかな?」と、女料理人。
たぶん古典的なコンソメのレシピをイメージしてよいのかと。
手間ヒマと原価のかかるすごいことを
やってそうな気がする。

グリルもいいんだけど、
仕込から手間ヒマかかってるのが見てとれるシチューはここの看板メニューで、
煮込まれた肉は「とろける一歩手前」の絶妙なとこのやつが
サーブされる。

今回頼んだシチューは
佐賀牛のフォン・ド・ヴォーシチュー。

シチューだけでもボリュームあるし、
単品でもよさそうなものだけど、メニューを見たらどうしても
「コース」を頼みたくなる。
いろいろ出してもらって、トータルのお値段お安め。

飲みたい人は最初からボトルやハウスワインのデキャンタなどを注文して
手元に確保しておくとよいです。
 (あ、ボトルワインもお安い気がする。)
グラスが空いてからお願いしても、
彼女の調理の手が空いて、なおかつ気が向いた時(!)しか
相手してもらえないかもなんで。
(いや、純粋に手が足りないだけですが。)

要予約、日・月曜休。
ブイヤベースなど海鮮類を注文したい場合は
予約時に伝えておくのが吉。
「確実によい材料を仕入れておきます」、と。

時間の気になる人は時間の読めないコースはやめて、
アラカルトで1品か2品までが限界かな。
それでなくても「あ、ごめん、電車の時間」と、
コース途中で切り上げてる常連さんふうの方も見かけましたから、
臨機応変に。
20101118煮たり焼いたり-1.jpg

追記:その後、要予約必須に変更されたそうですのでご注意を。

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フェンネルの活用法 [食べる]

私にとって
アロマテラピーの香りの中でも好きな香りなのだが
いざ植えてみると活用できなかったハーブ
「フェンネル」。

実は昨年春に種をまいたが大きくなる前に消えてしまい、
何故か1株だけが残った。
この1株が畑でやたらでっかくなったのだが、
種を少しお茶で飲んだ以外は「でくのぼう」扱いで、
ほったらかしにしていた。

今年の夏の終わりに再度挑戦、種からぼちぼちと育ち、
秋になってまずまず、いい感じの葉っぱに。
フェンネル畑.jpg

今回の再挑戦の前にあらかじめフェンネルの大量活用にピッタリ、と、
みつけておいたレシピが「フェンネルの水餃子」。

水餃子、というくらいなので
むしろ和名のウイキョウと呼ぶほうがイメージが合うかも。
「フェンネル、水餃子」で検索すれば
あちこち親切なレシピとその体験談にヒットする。

今日参考にしたレシピでは
フェンネルの柔らかい葉先だけを刻んだものを、
100グラム程度用意。

 20101107水餃子01.jpg
それから豚肉200グラム弱を叩いてミンチに。

(もちろん豚ミンチを買ってもいいのだけど、
 我が家ではどんな料理に使うミンチでも
 安い豚肉を自前で叩いてミンチ扱いすることが普通。
 そのほうが余計な脂が少なくて、美味しいです。)

豚ミンチをよくこねてから
刻んだフェンネルと、調味料(塩、コショウ、酒、ゴマ油等)を適宜。
更にこねる。

20101107水餃子02.JPG

今日は勢いあまって餃子の皮まで
自前で用意してしまった。
強力粉200グラムに水を110㏄程度あわせて
よくこねて、30分(以上)ねかせて、

更によくこねてから
細長く棒状にのばして、
40個程度に切り分けてから各々をおだんごにして、
のし棒でのばして丸い皮に。
(もちろんあちこちくっつくので、小麦粉を適宜使用。)

20101107水餃子04.JPG

で、具を包む。

20101107水餃子05.JPG

ぐらぐら沸騰したお湯に一つ一つくっつかないように投げ入れて、
全部投入してから
5分間。

すくいあげて、完了。
二杯酢などで頂きます(好みで。)。

生の状態だとフェンネルの葉っぱのもしゃもしゃ具合が
いかにも「まずそう」で心配になるが、
茹でてしまえばアーラ不思議、豚肉との相性抜群。
餃子の皮の中で完璧なハーモニーをかもしだすという、
なんかとってもすごい水餃子になった。

フェンネルは「中華野菜」として売られてることもあるらしいけども
ウチの近所では見かけた覚えがないんで、
我が家では
畑で葉っぱが茂ってる時だけのメニューということに。

とりあえず餃子の皮、
買うほうが絶対ラクチンなのだが、
作るほうが間違いなく美味しい。
と言っても、自分で作るのは初めて。
今回は水だけで練ったけども、
少し塩を足しておいたほうが、ウドン感覚で食べやすいかも。

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創作串料理のゆふべ [食べる]

東京に引っ越して赤ちゃん産んだお友達の里帰り。
彼女お勧めの、谷六にある串料理屋さんで夕食会だ。

お店は「庵来(あんくる)」
店名はベタ(!)だが料理はソフィスティケートというんですか、
見た目やお味がたいへんよろしく、ボリュームもあって、
お値段も適正で、言うことなし。

  参考:http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270204/27008606/

    (今回メニュー表を撮影してくるの忘れちゃったのは痛いな。)

とりあえず、と、一番安いコースを頼む。
前菜(つきだし)・揚げ串4本・焼き串4本、がお任せで。

20100917あんくるA.JPG

たしか
コースとして出されたのが4皿。

 20100917あんくる01.jpg

好き嫌いのある人にはどうかわからないが
そうでない場合は
どれも美味しい。美味しいだけでなく、
出してくれる順番が「絶妙」のセンス。

ミニトマトのカボチャ詰めとか
鯛の…えーと、いろいろ忘れたが、
どれもひと手間かかっててキレイで、美味しく頂ける。
豚の梅しそ巻きはサッパリ感も気に入って
あとでリピートしようとしたら、もう無いって断られてしまった。
そうそう、アボカドも美味しかったなあ。

どれも「そのまんま」の串ではなく、
アボカドと生ハムを春巻きにして、とか
ささみとチーズ野菜(香りのイイやつ、なんだっけアレ。)とか
組み合わせが楽しめるものばかり。

串料理以外の料理もレベル高い。
コース以外にいろいろ頼む。

ブルスケッタもボリュームがあったし、
ユッケは、ここのは肉でなく「まぐろのユッケ」。
これは家でも真似したい。

締めには冷たいソバを。

20100917あんくるB.JPG

小さい店だけど居心地いい。
また行きたい。

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チェリーのコンポート [食べる]

さくらんぼシーズン
何かと「どっさり」食べなきゃ気のすまない私には
「果樹園のルビー」のごとき国産品よりも、
香りが落ちようがどうしようが
お手頃価格のアメリカンチェリーがお似合い。
ここ数年は、馴染みにしている八百屋さんが
「超お手頃価格品」として持って来てる時を狙って
買い込む習慣に。

201006-ちぇりー.jpg

「傷んでるのを選別してる手間のほうが惜しい」
と、キロなんぼ、どころか値段の根拠がよくわからない状態で
「200円でええわ」とドッサリつめてくれたところへ
「じゃ、400円頂戴」と言ってみたら
なんだかとんでもない量に。

だって傷んでるって言うから
半分くら傷んでるんかと思いますやん。

持ち帰ってからかなり「業者目線」で選別したけど
捨てたのは1割足らず。
量ってないけど多分、
捨てた以外の量だけでも3キロくらい買ったことになるんだろうか。

例年、これくらいウッカリ買ってしまっても
自前で食い切るのだが、

今回は、以前から気になっていたレシピ
「チェリーのコンポート」に挑戦してみた。

カニフォークで種を取り出してから、
水と砂糖を混ぜて沸騰させたところにぶち込み、10分弱。
形を残したいと思ったら煮込む時間はこれくらいが限界のようだ。

火からおろして、レモン汁とコアントローを足して、冷ます。
(本来ならキルシュが理想だが、無いので、とりあえず常備のコアントローで。)

  註:コアントローはオレンジのお酒、キルシュはさくらんぼのお酒

色も香りも楽しい作業なので、面倒な感じがしないのがよろしい。
そのまま頂くという手もあるが、
我が家ではヨーグルトで割って頂きます。

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千日前で謎の女料理人を見た。 [食べる]

友人が「何年も前にテレビで見て以来ずっと行きたかった」
と予約したのが
難波駅から徒歩数分、千日前の『煮たり焼いたり』。

インターネット上での評判も上々、
但し、要約すると、
かなりマニアック? な店らしいので覚悟の上で挑むのが肝要かと。

所番地と地図でだいたいの位置は分かっていたので
あとは現地で番地を照合すれば…と、思いきや。

わからん。

番地の表示のまさにそのまん前にいるのに、
店がどこにあるのか分からん。

店に電話して道順を確認する。
もと来た道をやや戻って、
言われた経路で改めて、
この界隈では目立って有名な遊興娯楽専門ビルと、
その向いにあるラブホ(←だってほんと有名だし。)の手前で路地に…

なるほど。
これは分からない。
路地の入口から「よーく見たら」看板が確認できる。
この「路地」というのが、本当に狭い路地。

この路地に所謂平家の「長屋」があって、
ちっちゃな間口のお店がズラリ横に並んでいる。
ちっちゃいのは間口だけではなく奥行もちっちゃいし、
「煮たり焼いたり」の客席はカウンターと奥のスペース合わせても10人そこそこ、
調理スペースだって無いに等しい。

元はカウンターにママかマスターが一人いて、
2軒目どころか3軒目くらいのお客がフラーーっと現れて、
飲みモノとカワキモノを出すくらいの商いをするスペースだった筈。

そんな調理スペースなんだから
仕込はともかく提供するのは簡単なものにして、
飲み物で利益を追及、
と考えるのがフツーなのだが、

ここ『煮たり焼いたり』のスゴイとこは、
それでもとにかく煮たり焼いたりした凝った料理を
提供しようとするところ。
調理に忙しいので、
客は飲み物のオーダーを通すのが
意外と難しかったりする。

店のシェフっつかママっつか、
謎の女料理人が一人で切り盛りする
謎の不思議空間。
それが『煮たり焼いたり』の全容だ。

ちょっとネット検索すれば昔馴染みだという個人さんのブログで
かなり詳しい店の来歴が確認できるし、
今日もその話題は出たので常にオープンな話題らしいが、

彼女はもともと、もう少し大きい、いわば普通のお店をよそで経営していたらしい。
「安くて美味しい」「でもこの値段でそこまでして大丈夫?」
の採算の悪いそのお店は案の定、資金繰りに行き詰まって閉店、
その後は借金でタイヘン。
数年のブランクを経て、
彼女いわく「このくらいの規模を一人でやるぶんには不景気でもなんとか」と。

でも一人で、このスペースで、
煮たり焼いたり煮込んだりしてるもんだから、
まあなんかとにかく、どうしたってタイヘン。
「食べログ」その他のコメントでお題目のように
「料理が出るまで長いのはご愛嬌」と誰もが言う。

この店には、
時間と心に余裕を持って臨むのは基本中の基本。

6時半予約の私たちが道に迷ってから店に遅れて着いたら
シェフはまだまだ「準備中」状態。
オーダーが通ったのは7時近く。
つきだしにブルーチーズのディップを出してくれる。
美味しいし量もスティック2本分にピタリなのが嬉しかった。

とりあえずコースでお願いします、ということに。

前菜の盛り合わせが出たのは19時43分。

それから
バゲットに自家製らしきバジルペーストを載せたのが出て、

それから長芋を香ばしく焼いたものをメインにした野菜のスープ。
あっさりした素材なのにコクたっぷり。

次はべーグルにオリーブオイルを垂らして。

更に、ここの看板は「シチュウ」らしいのだが、
今回は「ポークの豆乳シチュー」。
豚の旨みが凝縮された、恐ろしく美味なシチュー。
全く意外なほどに「くどさ」「しつこさ」が無い。

で、鶏もも肉のグリル。

「最後のお料理はお好みを言って頂いて
パスタか、グラタンか、リゾットか、選んでください」
という流れになっていて、

海鮮を使った濃厚グラタンをリクエスト。
手長エビを主役に近海タコとカボチャのグラタン、
アメリケーヌソースふう、ウイズ・チーズ。ってな感じ。
「濃厚」を希望したのもあって
相当な重さなのだけど、

ここのお料理は全体的に、
かなり濃厚な素材が使われているようなのだが、
後味がしつこくない。どの皿にも「雑味」が無い。
そう、根本にあるのが「おかあちゃんの味」ではなく、
プロの料理人の味だ。
量はそれぞれその料理の味を納得するのに必要な量に
「ピタッ」と合わせてある印象。多過ぎないが
(この私にとっても)少な過ぎると思った皿は一つも無かった。

で、この最後のグラタンを出してもらったのが
殆ど23時。
カウンターについてから店を出るまで、
18時半から、23時…4じかん30ぷん。

……。

自分でも意外だけども、
この時間、ずっと、あの狭い席で、ぜんぜんイヤじゃなかったんである。

ここのママ、というかシェフ、っつーか、
いやもうホント、謎の女料理人、
彼女はたぶん、飲食業界の永遠の不思議ちゃん。

「デザートセット」までオーダーしてたら、いったい、
どんなオチが待っていたのかと思うと
考えただけでニヤけてくる。

時間に余裕があって、美味しいものが大好きな人だけ
お運びください。
「快適なレストラン」と呼ばれるためには
スペースも人手も立地条件も何もかもが足りないものだらけなのに、
食べ終えた後の完璧な満足感に「快適とは何か」深く考え込まされる事になる、

かもしんない。

いや、ほんと、美味しいから。
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地元でいちばんゴージャスなイタリアン [食べる]

地元、と言ってよいギリギリの範囲にあるイタリアンレストラン
「イル・パスコーレ」。
独身貴族(絶滅危惧語)の食道楽女友達二人連れでも
めったと行けない高級路線の店だが、

先月訪れた際に
「来月の10周年記念のコースがぜったいお得」
の告知を知り、
その場で翌月の予約を決めた。

で、その日。
おおよその献立はキャンペーン告知当初にあったが、
詳細は当日に。
とりあえず献立はこんな感じ。

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税・サ込6,300円。このレストランでこのメニューなら、通常の半額程度。

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ぜーんぶ載せるとこんなカンジ。

ワンドリンクサービスで、
私たちの場合は食前酒に頼んだスパークリングワインが無料に。

そのあとは、
お料理がお安いぶん飲み物で奮発しましょう、と、
いつもお願いする一番安いハウスワインのグラスではなく、少々贅沢を。
と言っても、甲斐性の上でも肝臓の具合でも
二人で一本のボトルを空けるのは楽しくないので、
「お店のお勧め」を、グラスでいろいろ出してもらった。
どのワインもハウスワインよりも
美味しい(ような気がした)。
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前菜の皿2種は
自分で買ってくるのとは根本的に味が違うモッツァレラチーズ、
味の濃いブタ肉のテリーヌが出色。

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今回のパスタは2皿とも好み。
あっさり味の平べったい麺と、じゃがいものニョッキ。
どちらも自家製手打ち。
ニョッキは特に、バジルで無く、敢えてシソなのが新鮮。

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魚料理は
「沼津漁港直送近海魚とフレッシュフォアグラのソテー
新生姜とカブのピューレ・赤ワインソース」
魚は確か銀むつと聞いたような。あっさりめの白身。それにフォアグラ。
もともと今回は先月のDMの時点から
「フォアグラあり」の告知のあったコースで、
内容は当日まで知らされてなかったが
それがしかし魚料理に添えられるとは。ちゃんと合う。
(通常、カモのローストの横にフォアグラがゴローン、とかって
 お肉料理の格を上げる役としての使われ方が一般的なイメージ)

で、お肉料理。
「国産和牛サーロインと生ハム・パートブリックのはさみ焼き 花柚子とレモンソース」は、
「パートブリックってなんですかぁ、よーするに、ステーキ?」で
日ごろここぞとばかりにウサギだハトだと
「けったいな皿」を選びたがる私には物足りない気がしたのだが、
パートブリックというのは薄い春巻の皮みたいなもので、
これで鋏んでステーキにすることで
いわゆる「肉汁を閉じ込めて、中からジュワっと」が強調されることに。
しかも今回、生ハムも閉じこもってるので、ジュワッの二乗。
素晴らしい。

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デザートはチーズとデザート皿を一つずつ頼んで
最近すっかりクセになってしまったデザートワインも追加。
(実はデザートワインは結構お高い。贅沢。)
この気取ったイタリアンレストランにおいてもデザートワインの注文は滅多にないそうで、
(隣りのテーブルの主婦グループ、4人ともずっとジュースだったしなぁ…)
いつもグラスで頼むのだがおそらく私らのために栓を抜いたかもで、
「めったに出ないので」とグラスに多いめに注いでくれたのはご愛敬。

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